PO-Linksのきまぐれブログ

気まぐれに訪問専門の義肢装具士が活動報告、情報や想いをお伝えしていきます。

クレーム…。

「PO-Linksで作った装具は修理が多い」

このようなお言葉をいただきました。

「申し訳ありません。」

 

多くの補装具ユーザーは自分自身で装具の管理を行なっています。

 

ボロボロになるまで使用し続ける。

身体に合っていなくても使用し続ける。

自分で修理しながら使用し続ける。

装具のことで相談したいが、連携が取れない。

などと言った現状があります。

 

これで良いのでしょうか?

僕は良いとは思いません。

 

補装具はユーザーの活動・参加、健康状態に影響を与えるモノです。

身体・環境に適していない補装具を使用することでADL・QOLの低下につながってしまいます。

 

それを防ぐためには、専門家に見てもらう必要があると思います。

 

専門家に見てもらうと今まで気付かなかった不適合や破損、消耗を早期に気付くことになるでしょう。

そして、調整や修理の頻度も多くなるでしょう。

 

身体に合った補装具を使用することで活動的になります。その分、消耗しやすくなり修理が必要になるでしょう。

 

調整や修理が多くなることで、少なからずユーザーに負担を与えてしまっていることは否めません。

 

PO-Linksでは過剰な修理を勧めたり、同意をせずに調整や修理をすることは一切ありません。

多職種との連携・相談、本人の同意を経て修理しています。ADL・QOLの向上を目指して協働していることは理解していただけたら幸いです。