PO-Linksのきまぐれブログ

気まぐれに訪問専門の義肢装具士が活動報告、情報や想いをお伝えしていきます。

装具

病院(入院)から在宅へ ①装具の目的は?

病院から在宅に戻るとき、しっかりと装具について説明を受けていますか? しっかりと説明を受けた方は多くないはず。 説明を受けたとしても難しい言葉などでチンプンカンプンだったりしますよね。 今回は、装具の使用目的について確認してみましょう。 あな…

装具の重要性を伝えたい!

夢は言えば叶う! 僕は、よく言い訳をします。 「事業始めたばかりだから・・・」 「コロナの影響で・・・」 「一人でやっているんだから・・・」 本当はわかっているんです。 とても怖いんです。 新しいことをやろうとしたときに、 「人が集まらないんじゃ…

装具の適合

今使っているその装具、製作してからどのくらい経過していますか? 装具を長く使用することは 良いこと? 悪いこと? 前回の「耐用年数」に引き続き、「装具の適合」についてです。 ICF(国際生活機能分類)の視点からも(簡単に)考察してみます。 安心した…

その装具、何年目?

今使っているその装具、製作してからどのくらい経過していますか? 装具を長く使用することは 良いこと? 悪いこと? まずは「耐用年数について」 です。 その装具を手に取って、考えてみましょう。 使用者本人だけでなく、家族やケアマネさんも一緒に考えて…

ベルト交換はその場で!!!

形あるモノいつかは・・・ 装具の修理の中で最も多い依頼が「ベルトの交換」です。 毎日、ベルトを付け外しを繰り返していれば消耗するのは当たり前ですよね。 ベルトを交換するためには3つの手順を踏みます。 ベルトの長さを計測する ベルトを作る ベルト…

装具は誰のため?

【脳卒中を発症して15年以上】 左片麻痺で写真のような立位姿勢 左肩が下がり、左手はたらーんと垂れた状態 肘は伸展したまま硬く、曲げることが困難 回内(前腕の骨を中心軸として、内側に回る動き)しています。 脱臼はしていないらしい・・・ 肩の装具を…

なぜ、義肢装具士は在宅訪問をしないのか。

【PO-Linksの見解です】 全国で「装具難民」の問題があり、多くの義肢装具士がそれに対して取り組んでいます。 ただ、訪問を積極的に行っている会社や事業者は多くないように感じます。 その理由はなぜか・・・ 1.交通費などをサポート法制度がない・・・ …

デイサービスとご自宅

どうも訪問の義肢装具士の鈴木です。 PO-Linksの活動報告です。 午前:デイサービスでお試し用装具で評価。 午後:ご自宅で同じ装具で評価。 〜これまでの流れ〜 Aさんは15年近く同じ装具を使用しています。 その間、装具のフォローはベルト交換だけ… 今回、…

装着しやすい装具

「装具を装着するときもっと簡単に装着できないかな?」 と、お思いませんかもいませんか? 手が不自由、関節が硬い、高次脳機能障害がある・・・ 人によって要因はさまざまですが、簡単に装着出来たらいいですよね。 ちょっとしたパーツを使うことで装着が…

脳卒中片麻痺の装具使用について

脳卒中片麻痺で装具を使用している方にお尋ねします。 家の内でも装具を使用していますか? それは医師やリハビリスタッフ、義足装具士からの指示ですか? もし・・・自分の判断で装具を使用していないとすると、 身体的に悪影響かもしれません!!! なぜ?…

装具は下肢だけじゃありませんよ

PO-Linksの鈴木は、肩の関節が緩く寝返りをしただけで脱臼し救急車で運ばれたことがあります。 手術をしたものの、今でもたまーに不安感があります。 そんな時は、簡易的な肩装具をすることで楽になるのです。 脳卒中・片麻痺の方には肩関節が亜脱臼の状態と…

反張膝と装具

脳卒中・片麻痺の方の中には、反張膝(はんちょうひざ)で困っている方もいるのではないでしょうか⁈ 反張膝とは・・・膝が過伸展(逆に曲がっている)の状態のことです。 今回は筋の緊張が高まることで起こる反張膝と装具について説明したいと思います。 歩…

治療用装具と更生用装具

装具には制度で大別すると2種類あります。 治療用装具と更生用装具です。 簡単に説明しますね。 治療用装具 治療をするうえで必要となる装具 医療保険が適応 製作・出来上がり ⇒ 全額支払い ⇒ 申請(還付) 更生用装具 日常生活を送る上で必要となる装具 身…