デイサービスとご自宅
どうも訪問の義肢装具士の鈴木です。
PO-Linksの活動報告です。
午前:デイサービスでお試し用装具で評価。
午後:ご自宅で同じ装具で評価。
〜これまでの流れ〜
Aさんは15年近く同じ装具を使用しています。
その間、装具のフォローはベルト交換だけ…
今回、ケアマネさんから「ベルトの交換」の依頼でした。
訪問して確認すると、身体機能と装具が合っていない!
簡単に言うと…足関節が動くのに装具で固定してしまい動きを悪くしているのです。
義肢装具士として「ベルト交換」だけで終わらせるわけにはいきません!
本人・家族・ケアマネさんに報告・相談して担当者会議に参加させていただきました。
本人の意見を聞き、まずはお試しをすることに。
〜そして装具のお試し〜
身体機能の評価・本人の希望・生活環境・将来性などを考慮して装具を選定し試着をお願いしました。
午前はデイサービス、午後はご自宅。
PO-Linksは可能な限り様々な環境で使用していただきます。
なぜ、そこまでするのか。
それは…
デイサービスとご自宅では環境が違います。精神面で大きな差があります。
そして、人でも多くの方に「装具」を理解していただく必要があると思うからです。
さらに、装具のメリット・デメリット、機能や有効的に活用していただくための説明をします。
適切に使用していただきたいので。
PO-Linksは装具を製作して「はい終わり」という関係は望んでいません。
適切に使用するためにフォローを行いますし、それだけ「作る責任」を持って製作しています。
同時に適切に「使う責任」を伝えることが義肢装具士にも求められていると思います。