しっかりやらないと!(少し怒っています)
先日、夜に義足の方から「助けて」の電話が来ました。
「(某義肢装具製作会社)で作った義足が壊れてしまった」
少しパニック状態でした。
いろいろ聞くと…
おそらく、義肢装具士の整備不良です。
義足は色々なパーツが連結されています。
そのパーツを連結させるために、ネジで固定します。
ネジの締まりが緩いと使用中に緩んでしまい転倒などにつながりとても危険です。
かと言って、硬く締めれば良いかというとそれも破損の原因になるのです。
それぞれのパーツにはメーカーが定めたトルク値があるのそのトルク値で締めなければいけないのです。
そして、ゆるみ止めを付けることが安全につながります。
今回の原因は、「締め過ぎ」が原因と思われます。
その義足の使用を中止させ、以前の義足を使用する様に伝えました。
義肢装具士が義足を作るだけが仕事ではありません。
・適切な身体評価
・適切なデザイン
・適切な製作
・適切な適合
…
しっかりやらないと!
使用者の安心に繋がらないでしょうが!